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『絵になる景色造り』 これは吉谷さんの書かれた本やブログで何度となく目にしたテーマ。 そして、我が庭のテーマでもある。 今回のトークショーで吉谷さんが私たちに伝えてくださったこと。 いっぱいいっぱい(急いで)メモしたでございます。 忘れてしまわぬよう、このブログに記しておこう。 花選び・・・その花、植物だけを見るのではなく 背景の色・場面、鉢の色・形との関係性が大切。 色使い・・・同じ個所で2系統の色、または反対色で合わせるとよい 配 置・・・左右(前後)対称に植え込む 上へ立ち上がる植物(線) 横へ広がる植物(面) 垂れる植物 直刻的な形の物を選ぶこと、管理の良く見える植物を選ぶことなどが ちらかって見えない秘訣。 トップの写真はコンテナではないけれど(ハウジングセンターの中庭の植栽を撮った写真) こういったカッコイイ植物って、影まで絵になるんだなあ。 ニューサイランかな? おもわずパチリ。 「ちらかってみえない」ってのもとても重要なテーマだなぁ。 吉谷さんのイギリス生活での出来事で、当時のイギリスのご近所さんに 「ヨー ガーデン イズ カラフル!」 と言われた経験がおありだそうだ。 要は嫌味。 今までの私もまさにそうで、ただやみくもに次から次へと気になる花を買い込んで 花期を終えた花たちは片っ端から枯れていく・・そしてまた目にとまった花を・・ この繰り返し。 一年草だろうが宿根だろうが樹だろうが球根だろうが その植物の特性なんてものは二の次で とにかくまずは見た目が自分の好みに合えば何でもという感じ。 考えてみればそうなるのも納得。だって お花を買い始めた8年前、私はパンジーとビオラの違いも知らなかったのだから。 吉谷さんも同じような事を話されていて驚いた。 もちろん、パンジーとビオラの違いくらいは知っているに違いないけれど とにかく気になる植物全て庭に並べて飾っていた!とても楽しかった!って。 もちろん全て無駄だったわけではないと思っている。 4、5年前くらいからだろうか。 シーズンごとに出回る花で自分の好みがはっきりしてきて 毎年繰り返し育てるうちに、それぞれの特性もだんだんわかってくるようになった。 水のやり方肥料の与え方、長く咲くよう、丈夫に育つよう・・・と工夫してみたり。 この8年間の間で、私も2児の母となり、何年間かは子育て一辺倒で(今もそうなんだけど) 庭もかなり荒れ果ててしまっているけれど。 慌ててこんなラフスケッチ(びっくりするぐらいラフ)を持参で いくつか相談にものっていただけた。 (こんな広告の裏に描かれた庭のイメージ図を見せられた吉谷さんも さぞびっくりした事だろう。申し訳ない。) 私の前に並んでいる人の時から、もーー緊張しっぱなし! 窓の下に大きく育てようと思っているアナベルの足元はどんな植物が良いか? やはりギボシかヒューケラがいいとの事。 でも・・・緊張のあまり、なんて名前のギボシとヒューケラか記憶が飛んでしまった(泣 ヒューケラのキャラメルだったかな・・ホスタは線が入ったやつだったかな・・ 吉谷さんがおっしゃるには、最高の組み合わせだとのこと。 そんなの忘れちゃうなんて 最悪だワタシ。 吉谷さんのブログで、最近『好きなもの』について書かれてあった。 『好きな物』はいくつあっても良い。ひとつにこだわらず・・的な。 『好きなもの』って、きっと頑張りすぎるとだめなんだとおもう。 自分で突き詰める意味で頑張るのはそれでいいと思う。楽しいと思えるのだから。 でも、一線越して頑張ってしまうと、とたんに好きではなくなって苦になりだすから せっかくの『好き』も消えて行ってしまうのでは。その時点でもう『好き』ではなくなる。 だからといってただ何となくやってるだけ・・・ってのもね。 流行りものにはすぐに手を出すけど、すぐに飽きちゃう・・みたいな。(あぁぁ・・私の事だ) まとめると、気怠い達成感の残る『好き』・・・ってのが私の理想なのかな。 いつかその様々な『好き』たちが、だんだんと統一されて、不必要なものも整理されて ちらかって見えないよう、片付いて見えるよう、オートマティックに三角形の頂点に達したら きっと後悔はない気がする。 なんかみんなと捉え方が違ってるかなぁ。 私も『好き』をもっと大切にしよう。 5年後、10年後、20年後の私の為に。 このレポートをまとめるよりももっと早く、吉谷さんはブログを次々と更新される 一体いつどこで?と思うくらい。きっともの凄いスケジュールであるはずなのに。 それでいて、あまり風邪はひかない とどこかで読んだような・・ そしてファッションもいつも素敵で、これはどこそこのブーツで・・なんて紹介があった日には ネットで調べまくってしまうほど。 とにかくタフでパワフルでお洒落番長の そんな吉谷桂子さんに、今年もお会いできてとても嬉しかった! ぜひ来年もいらして下さい。 直筆のサイン、ありがとうございました。 サラサラ~っと描いてしまわれる手に、これまたうっとり。
by drawdraw
| 2011-10-30 23:28
| 花
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